意地悪な幼馴染は逃げた初恋を追いかける。



「うるさい」


唐突に沈黙を破ったのは、私のよく知っている声だった。


「遅れたのはお前なんだから、さっさと座れよ」


颯は隣に座る男子に、声をかけた。


「ねえ加藤、お前佐々木と同じクラスだよね。

ホームルームで連絡あったんじゃないの」


「……ああ。

うん、ちゃんといってたよ。

佐々木もその時ちゃんと、いたと思う」