私が答えると、青山くんは頷いた。


「そうだよね。

いきなり今日来て、この仕事量を振られたら、普通混乱すると思う。

でも、茅野さんの仕事もなるべく俺がサポートするよ。

わからないこととかあったら、いつでも聞いてくれていいから」


私は青山くんが私のために細かく注意書きを振ってくれた、手元の資料に目をやりながら、頭を下げた。


「本当にありがとう。

青山くんが同じ仕事で、本当に助かったよ」


紛れもない本心でそういうと、青山くんは笑った。


「俺も、茅野さんと一緒で嬉しいよ。

話すの、中学以来だもんね」