ハジュンの言葉と嘘に、雛は「えっ……!?」と驚く。ハジュンは赤い頰を見せていた。

「僕がREDの活動で、初めて日本に行った時のことです。空港であなたを見ました。その時に可愛いなって思って、一緒に話したりできたらって思ったんです」

ハジュンは雛を見つめ、言う。雛は胸の高鳴りを抑えることができない。

「そこから、日本語をたくさん勉強しました。いつか会えたらいいなと思って……。そしたら、日本に行くことが決まってあなたにも会えたんです」

雛は四年前のことを思い出した。友達と一緒に、REDのメンバーを空港に見に行ったのだ。そこでハジュンに一目ぼれしてもらえた。雛は嬉しくてたまらない。

「タンシン センガッ マニ ヘッソッソヨ(あなたのことをたくさん考えていました)ネ マウムル パダ ジュセヨ(僕の気持ちを受け取ってください)」

秘密の恋が、今、始まる。