「ねぇ、シュウくん。」



声が聞こえたかと思うと、ドアが開く。



「…リボンやって?」



「はいね。」



…男の俺より、カナの方が上手にできるだろ。と思いながらも俺はリボンを結ぶ。

さっきまで少し跳ねていた前髪も直っており、準備は完全に済んでいるように見えるが…