「で、でも……背中ってことは…おんぶってことだよね……?」
「まぁ……そういうこと、だね。」
「…これからも坂道だよ?…島田くんの体力大丈夫?」
「陸上部で、長距離走ってるんだよ?甘く見ちゃダメだからね?
ほら、背中貸すから乗って!」
そう言って私の方に背中を向けてしゃがむ島田くん。
「…お、重かったら自分で歩くから、言ってね?
痛みが治まったら自分で歩くから…その間だけ、お願いします……。」
そう言って、島田くんの背中に全体重を預ける。
「…ん…しょっ。
さーてと、みんなのもとへ向かいますか。」
「島田くん、ありがとう。」
そして、島田くんは私を背負って歩き始めた。

