恋だとか、愛だとか、




「シュウくん!帰ろ!」

そう言っていつものように、廊下で待つシュウくんのもとへ向かう。



「カナ、テンション高いね。どうしたの?」


「今日ね、校外学習の班決めしたの。」


「校外学習ねー…。班って、男子もいるの?」


「いるよ。男女混合の班じゃないといけないんだって。」


「…何人?」


「えっと、5人班で私と茉莉ちゃん以外は男の子だよ。」


「…半分以上が男なの?」


「そういう事だね。」


「ふーん…。この前、男の子と話す機会も内容もないって言ってたのに、大丈夫なの?」


「うん。みんないい人だったよ!」


「いい人ねー。…みんなカッコいい?」


「うーん…カッコいいんじゃないのかな?
それぞれ特技とか持ってたし、話しやすいし…」



「ふーん…。」