恋だとか、愛だとか、





「はーい!斎藤香菜子と、園田茉莉です!よろしねー!」



「わっ!…茉莉ちゃん、おかえりなさい。」



「ただいま!香菜子、3人の名前覚えた?」



「う、うん。島田くんと、田辺くんと、加藤くん。…だよね?」



「そー!香菜子ちゃんと茉莉ちゃんと同じグループとか、周りの男子の視線が痛いなぁ…」



意味もわからない発言をする加藤くん。



「それはどういう意味で…?」



「そりゃもちろん、クラスのトップ美女達と同じグループだからだよ!…な?」



「まあね。」「そうですね。」

なんて返事をする、島田くんと田辺くん。



「えへへ!そんなこと言われたら照れちゃうよね、香菜子?」



「えっ!?…茉莉ちゃんは本当にモデルなんじゃないかってくらい美人さんだからすごく納得しちゃった。」



「おいおい、美人達なんだから、香菜子ちゃんも入ってるからね?」



「私?」



「そー!香菜子もなの!…分かったー?」



「え、そ、そ、んな事はないよ……。」



「やっぱ、照れてるねー!
酒井先輩以外の男子にそんなこと言われないもんね?」