そう言ってからシュウくんは私をクローゼットの前に立たせる。



「着替えたら呼んで。廊下で待ってるから。」



そう言ってドアに手をかけたシュウくんに問う。



「…ねぇ、シュウくん。どうして毎朝廊下で待ってるの?」



「見ないで欲しいって言うのはカナでしょ?」



「…そうだけど…。あっち向いててくれたらいいだけだよ?」



「はあぁぁ…。カナはこれだからなぁ…。」



「え?何?」



「なんでもない。もう習慣になっちゃったから変えられません。って事で早く着替えな。


じゃ、待ってるね。」





パタン