そう言ってからシュウくんは私をクローゼットの前に立たせる。
「着替えたら呼んで。廊下で待ってるから。」
そう言ってドアに手をかけたシュウくんに問う。
「…ねぇ、シュウくん。どうして毎朝廊下で待ってるの?」
「見ないで欲しいって言うのはカナでしょ?」
「…そうだけど…。あっち向いててくれたらいいだけだよ?」
「はあぁぁ…。カナはこれだからなぁ…。」
「え?何?」
「なんでもない。もう習慣になっちゃったから変えられません。って事で早く着替えな。
じゃ、待ってるね。」
パタン
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…