「カナ。じゃあ、俺は行くね。」 シュウくんは毎朝私を教室まで送ってくれる。 「うん。今日もありがとう。」 「帰りもお迎えくるから、待っててね。」 「うん。待ってる。」 「じゃあ…俺行くよ?」 「…うん……。」 朝からずっと一緒にいるシュウくんと離れてしまうこの時間が、私にとって1番寂しい。