3000年9月15日
「はぁ〜」
思わずため息をついた。
「まだ原因も分かってないのになぁ。」

2995年9月15日
世界に激震が走った。
いつも通りの日だった。
満月が綺麗だった。

突然光が空を覆い尽くした。目が見えないほどに。
そして…人類は滅亡した。
あの場所にいた人たちを除いて…。

あれから5年が経った。
僕たちは何が起こったのかもわからずに、誰もいない街を、ただ、呆然と眺めていた。