……一番気にしていた、彼の反応は、微妙。


さっきから何も言わないし。


廉くんの表情を盗み見ても、何を考えてるかわからない、無表情で。



「ふーん」



やっと一言、素っ気なくつぶやいた。


鏡ごしに目が合うと、珍しく向こうから目をそらされた。


ショックだった。


少しはマシになって、廉くんも喜んでくれるんじゃないかなんて思ったのに……



「ふーんてなんだよ」



そっけない廉くんの頭を、ぺし、とヨウさんが叩いた。