5時からはじまる甘い罠。




……なんか。


うるさくて、もりあがって、こっちの意見なんて御構い無し。


悪い人たちじゃないんだろうけど……すごく、わたしの苦手なタイプ……。


ど……どうしよう。



「あ……あの、すみません、今日は用事が……」



断ろうと腕を引っ張るけど、力が強くて全然のがられられない。



「え、なんでよー。いいじゃん、俺らの奢りだよ?」



「そんなに怯えなくても、俺らこう見えて優しいし……」



そう言った男子が、手のひらをわたしの頭に乗せようとしてくる。



「………や」



どうしよう、


助けて……!