5時からはじまる甘い罠。




それを聞いた廉くんのお友達は、めちゃくちゃ、ニヤニヤしている。



「廉、やらしーい」



「2人っきりでお話しするの?」



「きゃー、彼女の身が危ない」



なんてふざけたことを言っていると、廉くんに、



「……殴るよ」



と怒られていた。



「バイバーイ」



と全く気にせずわたしに笑顔で手を振る彼らは、なんだか悪い人達じゃなさそうだった。


思わず微笑む。