それでもやっぱり精神はズタボロになる時がきた。 私は泣く代わりに、逃げる代わりに 手首を切り刻んでいった。 赤い血が流れる度にまだ生きている。 私は大丈夫だと自分に言い聞かせた。 深く切れば切るほどに滴り落ちる血を眺めては微笑んだ。 気が済むまで繰り返し、また明日から頑張ろうと気を取り直す。 そうやって自分を守っていた。