みるくはにゃーと鳴いた。まるで頑張ってね、と言っているように。

玄関の扉を開け、一歩踏み出すとそこには水色の綺麗な青空が広がっていた。 初めて履いたローファーには違和感がある。周りは桜が満開。
雫は希望を抱いて学校へ向かった。

学校に着くと玄関にはたくさんの人がいた。クラス発表の紙も貼ってある。楠 雫... どこだろう
人が多くて全く見当たらない。 くすのき...
あった! 三組と上に書かれた紙に楠 雫 と書かれた文字があった。

小学校は人数が少なくて二組までしか無かったからとても新鮮だ。雫は急いで三組の教室へ向かった。

初めて入る中学校。 徐々に心臓がどきどきしてした。 ここから私の三年間が始まるんだーー。

私は今までとは違うんだ。たくさん友達作るんだ。頑張るぞ。