先輩が私のことを??



状況がイマイチ読めないよ。。








「実は前からカオルちゃんのこと知ってたんだ。学校の隣りの幼稚園でボランティアしてるだろ?」




知っててくれたんだ、私のこと…





「笑ったり、叱ったり、それでも輝いてて…。子どもに愛されてて、すっげぇしっかりした子だなっていつも見てた。」




ほ、ホントにぃ?






「でも、学園祭の日に家に帰った時、玄関前でカオルちゃんを見たんだ」



一生忘れないよ、あの日のことは。





「空を見上げながらいっぱい涙ながしてたんだ…」



やっぱりバレてたんだ、泣いてたこと。





「いつもはしっかりしてるのに、あんなに弱い部分もあるんだって。それで…」




沈黙が長く感じる…





これ以上何を言ってくれるの?







「それを見て守りたくなったんだ…守れるのは俺しかいねぇって…思ったんだ」






目を開いたままポロポロ涙が出てきた。




信じられなくて




嬉し過ぎて




涙を流すしか自分をおさえられない。