私が朝 泣いた理由

すぐにテーブルにお酒とおつまみが用意された。


「それでは皆さん、明けましておめでとーーっ」

三浦先輩の合図でプチ新年会が始まった。






「なぁ、暴露大会しなぃ?」



「え~もしかしてあのこと言うのぉ?」





この2人…怪しい。



優香もいつも以上に三浦先輩に甘えてるし。





「実は俺たち付き合うことになりました~♪」




2人はピースサインをした。



やっぱりね。



…うらやましいなぁ。



優香は三浦先輩の腕に手を回して嬉しそう。



これで落ち着いてくれたらなぁ。なんてね。




「おめでとう優香!三浦先輩、優香ずっと先輩のこと好きだったんだよ。大事にしてあげてね!」

「そうだったの?」


「んふふ~」



優香は満面の笑みを見せた。



「羨ましなぁ三浦!のろけは聞かないからなぁ!」



先輩は三浦先輩の肩を叩いて祝福した。







「じゃぁ、私とヨシは2人で1つだから次はカオルの番ね」


「見せつけてくれるわね~。暴露かぁ…」






あるけど言えないよ…






『先輩が好き』





絶っっ対に言えないよ!




だってヤダよ…




もし言って




今までの…これからの楽しい時間がなくなりそうで




言えないよ。