始め、意味がわからなかった。
ぽかんとしたまま、啓志郎くんを見たら、うっすらと、耳が赤くなっている。
今、笑顔が出るのは
今、あたしがいるから
照れてる?
「啓志郎くん、照れてるの?
可愛いーー!見たい!見せてテレ顔!」
「茶化すのは、よしてくれ」
顔を見られまいと背けたまま、手でガードする。
恥ずかしそうにしてる。らしくない反応。
やだ、もう。
あたしにも、照れが移って顔が熱くなる。
いつも堂々として賢くて隙がない啓志郎くんが、一緒にいると色んな顔を見せてくれる。
あたしに向けられる言葉や行為から、もう、分かっている。
義理や刷り込みだけじゃない。愛や恋に近いかもしれない。
確かな好意が宿っていることに。
この先を期待してしまうけど……
言わなければ、いけないことがある。
切なさと、熱く胸に込み上げてくるものを必死で抑えた。
食事を終えて、まだ搭乗時間まで余裕があったから、展望デッキの柵の前に移動した。
ちょうど日陰。でもやっぱ暑いな。
並んで眺める。
滑走路に面していて、飛び上がる飛行機が目の前で見えた。
あたしは密かに一つ深呼吸した。
「あのね、あたし、啓志郎くんに話があるんだけど…」
改まって話をふったあたしに、「ああ」と、啓志郎くんは神妙な面持ちで向き合った。
あたしは持っていたカバンから、一枚の封筒を取り出し、啓志郎くんに渡した。
ぽかんとしたまま、啓志郎くんを見たら、うっすらと、耳が赤くなっている。
今、笑顔が出るのは
今、あたしがいるから
照れてる?
「啓志郎くん、照れてるの?
可愛いーー!見たい!見せてテレ顔!」
「茶化すのは、よしてくれ」
顔を見られまいと背けたまま、手でガードする。
恥ずかしそうにしてる。らしくない反応。
やだ、もう。
あたしにも、照れが移って顔が熱くなる。
いつも堂々として賢くて隙がない啓志郎くんが、一緒にいると色んな顔を見せてくれる。
あたしに向けられる言葉や行為から、もう、分かっている。
義理や刷り込みだけじゃない。愛や恋に近いかもしれない。
確かな好意が宿っていることに。
この先を期待してしまうけど……
言わなければ、いけないことがある。
切なさと、熱く胸に込み上げてくるものを必死で抑えた。
食事を終えて、まだ搭乗時間まで余裕があったから、展望デッキの柵の前に移動した。
ちょうど日陰。でもやっぱ暑いな。
並んで眺める。
滑走路に面していて、飛び上がる飛行機が目の前で見えた。
あたしは密かに一つ深呼吸した。
「あのね、あたし、啓志郎くんに話があるんだけど…」
改まって話をふったあたしに、「ああ」と、啓志郎くんは神妙な面持ちで向き合った。
あたしは持っていたカバンから、一枚の封筒を取り出し、啓志郎くんに渡した。

