…あ、やっぱりあたし悠叶に女として見られてない…?


自分で言っておきながらもチクリと胸が痛んだ。


そんな話をしていると後ろから「わ!!」と声がしてあたしは「うわぁ!」と何とも色気のない声をあげてしまった。


悠叶は全然驚きもせず後ろを向いた。


すると面白そうに笑っている智輝と佳澄の姿が…。


「思ったよりビビるじゃん!ハハハ!」


「そんなにびっくりすると思わなかった!」


智輝ならまだしも佳澄まで!?


「お前ら子供かよ」


「あーびっくりしたぁ。もう!覚えててよ!?」


そんなあたしを見て佳澄が「ごめんごめん」とニヤニヤしながら言った。


「つーか2人一緒に来た感じ?」


悠叶が智輝と佳澄に聞く。


「いや、玄関で会ったから話してたら2人が見えて…」


チラリと智輝があたしを見てまた吹き出した。


あームカつく!!!!


「笑いすぎ!…そういう2人は?まさか2人一緒に来たとか!?」