わたしと園田さんは慌てて彼女の元へ駆け付けた。



「大丈夫ですか?」


「大丈夫?今、保健室連れていくから」



彼女を2人で起こし、わたしの首に彼女の左腕を、園田さんの首に右腕を回し、歩きだした。



「藤宮さん、階段降りられますか?」


「わたしたちに身体を預けてもらって構わないので、少しの間踏ん張ってくださいね」



などと声を掛け合いながらわたしたちはなんとか保健室まで運び込んだ。