「わたしの過去は以上です。これでおあいこですね。お互いにお互いの過去を背負うことになりましたから」
「そう、だな...」
青柳くんが水を一口飲んだ。
相当緊張させてしまいました...。
ごめんなさい。
わたしも水滴のついたグラスを持ってりんごジュースを飲んだ。
ふぅ...。
あの日と同じ味がした。
「オレも星名もさ、今まで散々不幸な目に遭ってきたじゃん。だから、これからは今まで不幸だった分、楽しく生きよう」
「はい。これからは幸せになることを諦めません。必ず、幸せになってやります」
「だな」
どちらからともなく、グラスを手にする。
もう残り数滴だというのに、笑顔でグラスを高々と持ち上げた。
「これからの幸せに...」
「かんぱーい!」
今まで泣きたかった分、笑っていよう。
今まで嫌われた分、人を好きになろう。
人に好きになってもらおう。
そうやってわたしは生きていきたい。
「そう、だな...」
青柳くんが水を一口飲んだ。
相当緊張させてしまいました...。
ごめんなさい。
わたしも水滴のついたグラスを持ってりんごジュースを飲んだ。
ふぅ...。
あの日と同じ味がした。
「オレも星名もさ、今まで散々不幸な目に遭ってきたじゃん。だから、これからは今まで不幸だった分、楽しく生きよう」
「はい。これからは幸せになることを諦めません。必ず、幸せになってやります」
「だな」
どちらからともなく、グラスを手にする。
もう残り数滴だというのに、笑顔でグラスを高々と持ち上げた。
「これからの幸せに...」
「かんぱーい!」
今まで泣きたかった分、笑っていよう。
今まで嫌われた分、人を好きになろう。
人に好きになってもらおう。
そうやってわたしは生きていきたい。



