そして、訪れた運命の日。
父が買ってくれた大きなクリスマスツリーの木の下に置いてあるプレゼントを開けていた、その時。
「もう!!いい加減にして!!」
母がわたしの頬を殴ったのだ。
「美杜、なにするんだ?!」
父の怒鳴り声が広いリビングにこだました。
わたしは泣きもせず、呆然と母の顔を見つめていた。
「あのね、それはみこちゃんのなの!あんたにはプレゼントなんて無いのよ!勝手に開けないで!」
「なに言ってるんだ?!ことにだって俺がプレゼント買っただろう?!あれはどうした?」
「あんな趣味の悪いおもちゃ、捨てたわ」
「お前、ことに何してるか分かってんのか?虐待だぞ?!」
父が母に近付いていき、パシンっとビンタした。
それを見ながら子どもながらに思っていた。
あぁ、わたし、幸せになれないんだな。
わたしがみんなを不幸にしちゃうんだな。
って。
「うるさいわね!あなただって仕事にかこつけて全く育児なんてしてないじゃない!」
「お前にだけは言われたくない!家政婦任せで自分こそなんもしてないだろ!」
「私は人より何百倍も忙しいの!」
「ふざけるな!子ども達を勝手に巻き込んで忙しいふりしてるだけだろう!お前なんか、需要無いんだよ!」
「何よ、その言い方?!」
「お前こそ、どうにかしろ!」
父と母が言い争いを止めずに何分間も交戦していた...その時だった。
「止めて!」
父が買ってくれた大きなクリスマスツリーの木の下に置いてあるプレゼントを開けていた、その時。
「もう!!いい加減にして!!」
母がわたしの頬を殴ったのだ。
「美杜、なにするんだ?!」
父の怒鳴り声が広いリビングにこだました。
わたしは泣きもせず、呆然と母の顔を見つめていた。
「あのね、それはみこちゃんのなの!あんたにはプレゼントなんて無いのよ!勝手に開けないで!」
「なに言ってるんだ?!ことにだって俺がプレゼント買っただろう?!あれはどうした?」
「あんな趣味の悪いおもちゃ、捨てたわ」
「お前、ことに何してるか分かってんのか?虐待だぞ?!」
父が母に近付いていき、パシンっとビンタした。
それを見ながら子どもながらに思っていた。
あぁ、わたし、幸せになれないんだな。
わたしがみんなを不幸にしちゃうんだな。
って。
「うるさいわね!あなただって仕事にかこつけて全く育児なんてしてないじゃない!」
「お前にだけは言われたくない!家政婦任せで自分こそなんもしてないだろ!」
「私は人より何百倍も忙しいの!」
「ふざけるな!子ども達を勝手に巻き込んで忙しいふりしてるだけだろう!お前なんか、需要無いんだよ!」
「何よ、その言い方?!」
「お前こそ、どうにかしろ!」
父と母が言い争いを止めずに何分間も交戦していた...その時だった。
「止めて!」



