黙々と食べ進め、お皿もおおよそ空っぽになってきた頃。
「星名、改めてごめん。そして、今日はありがとう」
「いえいえ。こちらこそ、色々と迷惑をお掛けしてしまった上に青柳くんを傷付けるようなことを言ってしまい、本当にすみませんでした」
お互いに謝った後、流れる冷たくて黒くて重苦しい空気。
わたしは空気清浄機にはなれない。
次何を話したら良いか分からない。
「星名、オレ、今日汐泉と別れたんだ」
「えっ...」
もしかして...わたしのせい?
「星名は気にすることない。100パーセント星名のせいじゃないから」
「なら、どうして...」
「オレの心が少しずつ汐泉から離れていってるのに気づいてた。でもずっとどうにも出来なくて、そして今日、やっと決心出来た。赤星のお陰で」
「赤星くん...?」
「そう。昨日から2人でスキーに行ってて、そこで赤星と一條さんに会った。赤星と話してここで終わりにするって決めたんだ」
赤星くん、わたしの約束守ってくれたんだ。
すごく強引だったのに。
ごめんなさい、赤星くん。
そして、ありがとうございます。
次会った時には必ずお礼をしよう。
「それでさ...。オレ、気付いちゃったんだ」
嫌な汗が手から吹き出る。
ハンカチがあったらぎゅっと握りたかったくらいだ。
遂に、時が来たのかもしれない。
「星名と一條さんは...姉妹なんだろ?」
...バレた。
いつかは気付くと思っていたけど、まさか昨日だったとは。
クリスマスは不幸ばかり呼びますね。
仕方ない。
お話ししましょう。
「星名、改めてごめん。そして、今日はありがとう」
「いえいえ。こちらこそ、色々と迷惑をお掛けしてしまった上に青柳くんを傷付けるようなことを言ってしまい、本当にすみませんでした」
お互いに謝った後、流れる冷たくて黒くて重苦しい空気。
わたしは空気清浄機にはなれない。
次何を話したら良いか分からない。
「星名、オレ、今日汐泉と別れたんだ」
「えっ...」
もしかして...わたしのせい?
「星名は気にすることない。100パーセント星名のせいじゃないから」
「なら、どうして...」
「オレの心が少しずつ汐泉から離れていってるのに気づいてた。でもずっとどうにも出来なくて、そして今日、やっと決心出来た。赤星のお陰で」
「赤星くん...?」
「そう。昨日から2人でスキーに行ってて、そこで赤星と一條さんに会った。赤星と話してここで終わりにするって決めたんだ」
赤星くん、わたしの約束守ってくれたんだ。
すごく強引だったのに。
ごめんなさい、赤星くん。
そして、ありがとうございます。
次会った時には必ずお礼をしよう。
「それでさ...。オレ、気付いちゃったんだ」
嫌な汗が手から吹き出る。
ハンカチがあったらぎゅっと握りたかったくらいだ。
遂に、時が来たのかもしれない。
「星名と一條さんは...姉妹なんだろ?」
...バレた。
いつかは気付くと思っていたけど、まさか昨日だったとは。
クリスマスは不幸ばかり呼びますね。
仕方ない。
お話ししましょう。



