「星名、ごめん。今まで色々ごめん」
「青柳くん、ひとまず離していただけませんか。温かいのは確かに名残惜しいですが...」
「あっ...」
青柳くんは慌ててわたしを離すと今度はわたしに頭を下げた。
「本当にごめんなさい。星名の気持ちも考えずに突っ走って...。最低でした。いや、今も最低なヤツだけど許して下さい!」
ぎゃぎゅぎょのぎょ~ん。
わたし、顎、外れちゃいました...。
青柳くんって、こんな人だったっけ?
失礼だけど、意外と俺様キャラで自分から謝るとかしなかったと思うのですが...。
この数ヶ月で変わった?
それは喜んでよろしいこと?
でもここで色々話していてもお互いにキツイだけだから、ひとまず移動しよう。
「わたしもお話ししたいこと、たくさんあるので、お話はお食事中にしましょう。色々とお礼もお詫びもまだでしたので、今日させてください」
「お詫びって、詫びるのはオレの方だ」
「わたしがやりたいんですから、やらせて下さい。さあ、寒いので早く食堂に向かいましょう」
渋々と青柳くんは歩き出した。
青柳くんが荷物を全部持ってくれていて、わたしは彼の2歩後ろを歩く。
会話は無い。
白い息を吐くだけ。
空いた時間の長さは心の距離の長さに比例するみたいだ。
いつになったらわたしたちはまた、"友だち"に戻れるかな?
とぼとぼと、でも確実に歩みを進めていると見慣れた景色が目の前に現れた。
よし。
取り戻そう、無くした時を。
その時を確実に刻もう。
"友だち"として。
「青柳くん、ひとまず離していただけませんか。温かいのは確かに名残惜しいですが...」
「あっ...」
青柳くんは慌ててわたしを離すと今度はわたしに頭を下げた。
「本当にごめんなさい。星名の気持ちも考えずに突っ走って...。最低でした。いや、今も最低なヤツだけど許して下さい!」
ぎゃぎゅぎょのぎょ~ん。
わたし、顎、外れちゃいました...。
青柳くんって、こんな人だったっけ?
失礼だけど、意外と俺様キャラで自分から謝るとかしなかったと思うのですが...。
この数ヶ月で変わった?
それは喜んでよろしいこと?
でもここで色々話していてもお互いにキツイだけだから、ひとまず移動しよう。
「わたしもお話ししたいこと、たくさんあるので、お話はお食事中にしましょう。色々とお礼もお詫びもまだでしたので、今日させてください」
「お詫びって、詫びるのはオレの方だ」
「わたしがやりたいんですから、やらせて下さい。さあ、寒いので早く食堂に向かいましょう」
渋々と青柳くんは歩き出した。
青柳くんが荷物を全部持ってくれていて、わたしは彼の2歩後ろを歩く。
会話は無い。
白い息を吐くだけ。
空いた時間の長さは心の距離の長さに比例するみたいだ。
いつになったらわたしたちはまた、"友だち"に戻れるかな?
とぼとぼと、でも確実に歩みを進めていると見慣れた景色が目の前に現れた。
よし。
取り戻そう、無くした時を。
その時を確実に刻もう。
"友だち"として。



