嵐を呼ぶ噂の学園④ 真冬でもあったかいのは愛です!編

案の定インフルエンザで、検査を受けたためお昼を過ぎてしまった。


またタクシーに乗って帰宅して、前日から準備していたご飯を炊いた。


学生のお客様が多いから、5キロも炊いている。


1週間休業でその間この米を食べ続けたとしても無くならない気がした。


とはいえ消費するしかないのでお父さんにはお粥を作った。



「ありがとう湖杜。お前がいなかったら、お父さん死んでた」


「何いってんの。お父さんはそう簡単に死なないでしょ?」


「あはは...そうだな。うほっ、うほっ」



食べられているし、笑ってもいるから回復もそう遠くは無さそう。


わたしは茶碗を下げ、菌が付いているといけないからいつもより念入りに洗うと、ようやく腰を下ろせた。


朝からとんだ災難だったな...。


お腹空いたな...。


と思ったものの、疲労には敵わなかった。


わたしはそのまま眠ってしまった。