扉の向こうには、マスクをして苦しそうに荒い呼吸を繰り返す父の姿があった。
体は布団から出ているが、今にも倒れ込みそうだった。
「お父さん大丈夫?」
なんて、聞かなくても分かるよ!
今はそうじゃないでしょ。
しっかりしろ、湖杜!
「お父さん具合悪いの?」
「げほっ、げほっ...。熱い。体が熱い。だるくて歩けない。喉も痛くて...声が...声が出ない」
もしや、これは...
「お父さん、病院に行こう。今日は臨時休業ってことにするね」
お父さんはしぶしぶ頷いた。
体は布団から出ているが、今にも倒れ込みそうだった。
「お父さん大丈夫?」
なんて、聞かなくても分かるよ!
今はそうじゃないでしょ。
しっかりしろ、湖杜!
「お父さん具合悪いの?」
「げほっ、げほっ...。熱い。体が熱い。だるくて歩けない。喉も痛くて...声が...声が出ない」
もしや、これは...
「お父さん、病院に行こう。今日は臨時休業ってことにするね」
お父さんはしぶしぶ頷いた。



