その日は何気なく過ごしているうちに終わった。


昼休みは園田さんがわたしの席まで来てくれて一緒にお弁当を食べた。


ハンバーグが好きな白鷺くんのために、料理を練習中らしく、最近は専らハンバーグばかり食べているという。


髪型も白鷺くんの好みに合わせて、極力下ろすようにしているらしい。


"好き"もここまでくると"愛"だ。


なんか、甘いけど素敵だなぁなんて憧れにも似た感情で園田さんを見ていた。


園田さんは部活があるから一緒には帰れないけれど、門まで見送ってくれた。


過保護過ぎな気もするけれど、そんなこと言ったら園田さんに怒られてしまう。


「あたしが好きでやってるんだからいいでしょ」って。


なら、存分に甘えさせてもらいます。


守ってもらいます。


園田さんは、わたしの...


親友だから。