しかし、そんな新鮮な気持ちはすぐに塗り替えられてしまった。
オレは衝撃を受けた。
駅に向かうバスに乗ったのかと思ったら、違っていた。
オレは...ホテルに来てしまった。
間違いだと思いたかったが、汐泉は焦る様子もなく、寧ろ楽しそうにしている。
オレはバスを降りてすぐに汐泉の腕を掴み、ホテルの中に行くのを止めた。
「汐泉、バス間違えたみたいだから引き返そうか」
「あれ、言ってなかったっけ?今日はここに泊まるんだよ。温泉もあるみたいだし、夕食もバイキングですっごいんだよ!お肉もお寿司もスイーツもあるみたいなんだよね。楽しみ楽しみー!」
マジ、か。
こりゃ、まずいことになった。
汐泉は上機嫌で中に入っていく。
ちらっと腕時計を確認すると時刻は午後4時。
脈拍が上がってくる。
ドクンドクンという心臓の音が聞こえる気がする。
いやあ、でも動揺している場合ではない。
うまく乗り越えるしかないのだ。
覚悟を決めてオレは歩きだした。
夜は刻一刻と近付いてきていた。
オレは衝撃を受けた。
駅に向かうバスに乗ったのかと思ったら、違っていた。
オレは...ホテルに来てしまった。
間違いだと思いたかったが、汐泉は焦る様子もなく、寧ろ楽しそうにしている。
オレはバスを降りてすぐに汐泉の腕を掴み、ホテルの中に行くのを止めた。
「汐泉、バス間違えたみたいだから引き返そうか」
「あれ、言ってなかったっけ?今日はここに泊まるんだよ。温泉もあるみたいだし、夕食もバイキングですっごいんだよ!お肉もお寿司もスイーツもあるみたいなんだよね。楽しみ楽しみー!」
マジ、か。
こりゃ、まずいことになった。
汐泉は上機嫌で中に入っていく。
ちらっと腕時計を確認すると時刻は午後4時。
脈拍が上がってくる。
ドクンドクンという心臓の音が聞こえる気がする。
いやあ、でも動揺している場合ではない。
うまく乗り越えるしかないのだ。
覚悟を決めてオレは歩きだした。
夜は刻一刻と近付いてきていた。



