「星名...、一体どうしたんだよ...。はあ...疲れた...」
はあはあ、言って腰に手を添えている青柳くんの目の前に立つ。
よし!
渡そう!
わたしはバッグからチョコを出し、勢いよく差し出した。
「あの...これ、もらって下さい!」
青柳くんが受け取ったら逃げよう。
恥ずかしすぎて死にそうなんだもん。
手はぷるぷる震えてるし、顔はあっつあつだし、足はガクガク。
これ以上ないくらい、危険なんだよ。
お願いです。
早く受け取って。
「星名、顔上げろ」
わたしはぶんぶん首を横に振った。
この顔は完全NGです。
人様にお見せするものではございません!
「じゃあ、そのままでいいから、1つだけ質問に答えろ」
「はい...」
「この箱の中身は本命チョコですか?それとも友チョコですか?」
えっ...。
まさか、その質問...。
ど...どう答えれば...。
と、と、友だち...なんだから、友チョコかな?
友チョコの最上級と言えばよろしい?
で、で、でも、でもでも...わたしは青柳くんが...
青柳くんのことが...
好き
なんだよね?
だったら、これは...
これは...
「こっ...これは...その...」
「星名が決めないなら、オレが勝手に決める」
ふぁっ...。
う...うそ?
わたし、
今、
青柳くんに...
抱かれてる?!
はあはあ、言って腰に手を添えている青柳くんの目の前に立つ。
よし!
渡そう!
わたしはバッグからチョコを出し、勢いよく差し出した。
「あの...これ、もらって下さい!」
青柳くんが受け取ったら逃げよう。
恥ずかしすぎて死にそうなんだもん。
手はぷるぷる震えてるし、顔はあっつあつだし、足はガクガク。
これ以上ないくらい、危険なんだよ。
お願いです。
早く受け取って。
「星名、顔上げろ」
わたしはぶんぶん首を横に振った。
この顔は完全NGです。
人様にお見せするものではございません!
「じゃあ、そのままでいいから、1つだけ質問に答えろ」
「はい...」
「この箱の中身は本命チョコですか?それとも友チョコですか?」
えっ...。
まさか、その質問...。
ど...どう答えれば...。
と、と、友だち...なんだから、友チョコかな?
友チョコの最上級と言えばよろしい?
で、で、でも、でもでも...わたしは青柳くんが...
青柳くんのことが...
好き
なんだよね?
だったら、これは...
これは...
「こっ...これは...その...」
「星名が決めないなら、オレが勝手に決める」
ふぁっ...。
う...うそ?
わたし、
今、
青柳くんに...
抱かれてる?!



