「それより、なおまだかなぁ」




「悠太ってほんとに直樹の事好きだよねぇ」





悠太が直樹の事を言ったおかげで、直樹がいない事に気づいた。
まぁ、普段から直樹はさぼり魔なんだけどね。
何でかって??
"掃除が面倒くさいから"って本人は言ってるけど・・・。
掃除なんて、何十分で終わるのにね。




私はみんなに気づかれないように、小さくガッツポーズを取った。



「なぁ~にガッツポーズとってんの??」


そんな直樹の声が聞こえる。

「ど、どこ!?」

「ここ」

そう言って直樹が私の頭にあごを乗せる。
重いし・・・。