千晃はふと会議中に窓の外へ目を向けた。 ここからは空しか見えない。 今日の空は青くて雲ひとつない。 この空を匡祐はどこで、誰とみているのだろうか・・・。 空っぽの心のまま、千晃は匡祐のことを考えない日はなかった。