「大袈裟でもなんでもなく、

“刑事”という仕事は、
自らの命を削りながら遂行されている。

正義を守る為・・人命と向き合う極限を共に遂行する仲間とは、

ある意味、家族よりも強い“絆”が生まれる。


・・・残された椎名班・・。
椎名と旧知の仲である堺ちゃん及び堺班。

それだけでなく・・今は1課全体が、
【仲間の仇を討つ】と殺気立っています。

今の1課は、触れるもの皆傷つけてしまうナイフです。」


『“捜査に私情を挟むな”・・遙か昔から警鐘され続けてきた鉄の掟ですからね。』


「私情を挟んだ刑事がどんな末路を歩んでしまうのか、

私は今までこの目で数多く見てきました。」


『・・・・・・・。』


「これ以上の被害者を出さない為にも速やかに被疑者を確保しなければいけません。

そしてその為には、冷静な目で物事を見極め、そこから真実を選択できる力が・・」


『・・・・・・・。』


「ヒデ君と、神野の力が必要です。」


『・・・・・分かりました。』