最終章






捜査6課 神野シン
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「どけ!!」


赤坂警察署の刑事課の連中が俺を止めてきたが、構わず取調室へ向かう。

・・その前には・・
よく見知ったかつての1課の仲間達が、

険しい表情で部屋の中を睨んでいた。


「・・・?・・神野?
どうしてお前が・・。」


「!!!」


「!?」


仕事を教えて貰ったとか、
飯をご馳走してもらったとか、
先輩だとか、

そんな事はどうでもいい。


何食わぬ顔で俺を不思議がって見る・・

椎名班の高山さんの胸ぐらを掴んで壁に押しつける。


「ちょ・・なにをする!?」


「てめぇよくも余計な事しやがったな!!」


「何の事・・。」


「とぼけるな!!平松刑事部長のパソコンにハッキングしたのはあんただろ!?

椎名班きっての・・

いや1課きっての情報担当のあんただったら造作ねぇはずだ!?」


「・・・・・・・・・・・・・・。」