クローゼット番外編~愛する君への贈り物

「……私、まだ怖いの。
今年の誕生日が迎えられるかどうか、自信がないの。」

「ミシェル…一体、何を言ってるんだ。
君は、こんなにも回復したじゃないか。
自分の足で歩いて、散歩や買い物にも行けるようになったし、食事も当たり前に摂れて体重もだいぶ戻った。
大きめに作ってもらったドレスもぴったりだったじゃないか。
痛みや吐き気もなくなったし、高熱が出ることもなくなった。
もう、何の心配もないじゃないか。」

「そうね…そうよね。
だけど、良く言うじゃない。
亡くなる前に、一時的に元気になることがあるって。
今はそういう時期なんじゃないかって…」

そう言ったミシェルは、まるで雨に打たれた子猫のように、頼りなく、不安げに見え…俺は思わず彼女を抱き締めていた。



「ミシェル…そんな不吉なこと、言っちゃだめだ。
君は絶対に今年の誕生日を迎えられる…
あと少しなんだから。
俺を信じてくれ。
絶対に大丈夫だ。」

「ジョッシュ……」

俺の胸に顔をうずめるミシェルの体は、小刻みに震え…
俺の心までもを不安にさせるのだった。