クローゼット番外編~愛する君への贈り物

「ジョッシュ……」

「ミシェル…好きだ。
俺は、やっぱりミシェルのことが好きなんだ。
あの時からずっと…」

「ジョッシュ…私もよ。
私も子供の頃からずっとジョッシュのことが好きだった。」



抱き締めたミシェルの華奢な体が切なかった。
もっと温かく柔らかな体にしてあげたい。



だけど、焦ってはいけない。
寝たきりだったミシェルが、起きれるようになっただけでもすごい進歩なのだから。



「ジョッシュ…
私がもしも元気になれたら……」

「君が元気になったら、結婚しよう。」

「……え?」

ミシェルは顔を上げ、俺の瞳をじっとみつめた。



「いや、今すぐでも構わない。
シュミットさんもきっと今度は賛成してくれるはずだ。」

「……ジョッシュ…本気なの?
こんな私と結婚してくれるの?」

ミシェルの瞳はゆらゆらと揺れていた。



「あぁ、俺は君のことが大好きなんだから…
そうだ、早速、シュミットさんに話に行こう!」

「……だめよ。」

「どうして?」

「だって…今、結婚しちゃったら、目標がなくなるもの。
私が元気になったら…そうね。
好きなだけ、あたりを走り回れるようになったら、結婚しましょうよ。」

「そんなのすぐだよ、待つことなんてないさ。」

「それじゃあ、私の誕生日にしない?
あと半年もないわよ。
きっとその頃には、私も元気になってると思うし。」

彼女は、言い出したら聞かない性格だ。
俺は、彼女の言うことに賛成した。