朝から浴びるように酒を飲み、ただ気の向くままに好きなように暮らした。
エミリアとは数年経ってから些細なことで揉めて、俺はエミリアと別れた。
別れる時も、まるで不安はなかった。
エミリアのお陰で、俺は、ヒモとしての生き方を学んでいたからだ。
そして、しばらくすると、金持ちの女相手に詐欺を働くようになった。
結婚を餌にすると、面白いように金が稼げた。
俺が吐く嘘に、女たちは簡単に騙されてくれた。
質の悪い男の彼女に手を出して、怖い想いをしたこともあったけど、たいていはうまくいった。
だけど、金や宝石をもらっても、心はいつも空っぽだった。
俺の周りには、いつも女がいたけれど、いつも孤独だった。
けれど、そんなことはいつも心の片隅に追いやって、考えないようにした。
真面目に考えていたら、俺はきっと生きられなかっただろう。
罪悪感も、同じように心の奥底に封じ込めた。
ただ、その日一日を面白可笑しく生きていくことだけを考えて、無為な日々を繰り返した。
エミリアとは数年経ってから些細なことで揉めて、俺はエミリアと別れた。
別れる時も、まるで不安はなかった。
エミリアのお陰で、俺は、ヒモとしての生き方を学んでいたからだ。
そして、しばらくすると、金持ちの女相手に詐欺を働くようになった。
結婚を餌にすると、面白いように金が稼げた。
俺が吐く嘘に、女たちは簡単に騙されてくれた。
質の悪い男の彼女に手を出して、怖い想いをしたこともあったけど、たいていはうまくいった。
だけど、金や宝石をもらっても、心はいつも空っぽだった。
俺の周りには、いつも女がいたけれど、いつも孤独だった。
けれど、そんなことはいつも心の片隅に追いやって、考えないようにした。
真面目に考えていたら、俺はきっと生きられなかっただろう。
罪悪感も、同じように心の奥底に封じ込めた。
ただ、その日一日を面白可笑しく生きていくことだけを考えて、無為な日々を繰り返した。



