どうやら2年A組だったらしい。



クラスに入ると周りがざわめいた。


「おい迅!!お前モテモテだなぁぁ!!」


「うるさい。別にもててないし。だいたいお前のほうがたくさん告白されてるだろう。」


「もーわかってないなぁ迅は!!」


わかるわけないしわかりたくもない。


自分の容姿がカッコイイとは思ったことがないがかっこ悪いとも思ったことはない。




そうこうしていたらどうやら時間になったらしく、担任が教室の中に入ってきた。


『本日から2年生だが……………____』




興味ない。早く終わってくれ。ずっとそう願っていた。






『あ、そうそう。今日は転校生がこのクラスに来たんだ。入ってくれ。』




ガラガラ__





「日向優衣です。1年間よろしくお願いします。」






一言でいうと目を奪われた。





あまり女子の顔に興味のない俺でもわかる。




こいつは美人だ。