「なんでだよぉ!!」
「坂元より野崎先生の方がいいし!」
男子は不服みたい。
いや、私は先生の方がいいけど。
先生が授業してくれるからいつもいい点数を取れる。
『ハイハイ。じゃあ仕方ないから特別に今日だけ野崎先生に質問をする時間を与える。ただし、3つまで。』
すると、男子はほぼ全員手が上がった。
「はいはい!!」
「先生!頼む!!当ててくれ!!」
『俺じゃなくて、野崎先生に当ててもらうから。じゃあすみません、お願いします。』
「はい、わかりました。えーっと、じゃあ…」
何なの…。
気のせいかもしれないけど、先生と仲良い気がする。
いやでも、2週間だけだし先生に付きっきりだから仲良くしないといけないのかもしれないけど…。
と、思っていたら、
バチッ
やばい。
先生と目が合っちゃった。


