先生、好きって言って。





「蘭ちゃん、大丈夫?」




「…大丈夫じゃない。いい感じになってたらどうしよう。私耐えられないかも。」





「まだ分からないよ。それに、どんな人が来ても蘭ちゃんを超える人なんて居ないよ。僕は蘭ちゃんが1番綺麗だって思ってるよ。」




「も、もう!照れるからやめて!」




涼はサラッとこういう事言ってくるからモテるんだろうな。





すると、






「古村さん。」




この低音ボイスは、




「あ、神木くんおはよう。どうしたの?」




相変わらず表情が変わらないから何を考えているのかわからない。




でも今は何だか眠そう。





「委員会明日って言ってたけどこれから体育祭までほぼ毎日やるって。」




「え、そうなの?」




「うん。さっき同じ委員会の人が教えてくれた。毎日しないと準備が間に合わないらしい。」




じゃあ、先生に毎日会える!






───あ、でも今は会いたくないんだった。








ていうか、野崎先生は国語の授業以外でも先生と一緒に行動するのかな?






でも、さすがに体育祭の実行委員会にまでら来ないよね?







「わかった。ありがとう、伝えてくれて!」




「うん。今日から一緒に行こうね。」




と、少し照れ臭そうに神木くんが言った。




「…う、うん!」