キーンコーンカーンコーン




『じゃ、授業終わる。国語の係はこの集めたノートを一緒に職員室まで持って行くから。』





ドキっ。




「は、はい。」






国語の係は私だ。






そして、私はノートを持って先生の後ろについて行った。






職員室は別校舎にあるので、外にある渡り廊下を通らなければならない。






そして、ガヤガヤしていた廊下を抜けて渡り廊下に入った時に、






『それ、何なの。』





「えっと、何がですか?」





『何でお洒落してんのって。』




「こ、これは、」





先生の為です、なんて言えないし……。





「新しい恋を見つけるためです…!」




『…ふーん。じゃあ、やめとけ。似合ってねぇから。』





ガーン。





似合ってないのか…。







「…っ余計なお世話です!」





『てかスカートもっと長くしろ。』





「なんでですか!先生には関係ありません。」





『また襲われそうになったらどうすんだよ。ただでさえあんだけ人が集まってきてるんだからちょっとは自覚しろ。』





「…で、でも、」





『こんだけ可愛いんだから誰でも見とれるだろ。』





…へ?




今…