先生、好きって言って。










キーンコーンカーンコーン





チャイムが鳴ったけど私は階段に置き去りにされたまま……





いつまで待ってればいいのかな。






─────5分後。







うーん、中々来ないなぁ。




もう行こうっと、




待ってたけど来なかったので階段を下りようとした。





『おい待て。』





わ、びっくりした。





『待っとけって言っただろ。ほら、保健室行くぞ。』



えぇ、一緒に行くの…。




何のために仮病使ってまで保健室に行くのかわかんなくなるよ。





『なぁ、聞いてる?』




「は、はい。すみません。」




『ほら、腕貸すからゆっくり歩けよ。』




意味わかんない。





どうして、こんなに優しくするの…。





私の事嫌いなんでしょ。






「っもう、大丈夫ですから。ほっといてください!」



『っんなこと出来ねぇよ!』



っ!!




珍しく先生が強く言うもんだからちょっとびっくりした。