先生、好きって言って。







「さ、蘭ちゃん。そろそろ教室に戻ろうか。」





「うん。戻ろう。」




そして、私と涼は急いで教室へ戻った。











って、寄りによって次は国語か……。





もうしばらくは先生の顔なんて見れないよぉ…。





よし、保健室行こう。




「涼ごめん。私保健室行くね。お腹痛いから。」




「あぁ、わかった。先生に伝えておくね。大丈夫?」



「うん、大丈夫。」




涼はきっと仮病だって事に気付いていると思うけど、あえて言わないでくれるのはとても助かる。



と、教室を出て階段を下りていると、







げ、






先生と鉢合わせた。








うぐ…気まずい。






「…坂元先生、私お腹痛いので保健室に行きます。」




と、先生の横を通った時、





ガシッ





「へ?」






突然腕を掴まれた。






『ここで待ってろ。』





ええ?
どういうこと?