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「蘭ちゃん、はいお茶。とりあえず落ち着こう。」
「ありがとう。」
冷たいお茶がしみ渡る。
屋上の影がある所に腰を下ろした。
「で、どうしたの?」
「あのね私…」
と、涼にさっきの出来事を話した。
「そう来たか…。」
「…やっぱり私が告白なんてしたからだ。」
「例えばの話だけどね、先生が仮に蘭ちゃんの事好きだとして蘭ちゃんを守るために避けざるを得なかったとしたら?」
「私を守るため…?」
「そう。今疑われてるなら避けたくはないけどそうしないと蘭ちゃんを守れないなら、そりゃ避けるしかないよ。」
そうか…。
でも、
「先生が私を好きなはずない。」
「でも嫌いでもないはずだよ。ここまで色んな楽しい思い出あったでしょ?先生は笑ってたはずだよ。嫌いなら話しかけることなんてしないでしょ。」
「うーん。確かにそうかも。」
「だから、自信もって。」


