「そうだったんだ。かなり急だから驚いたよ。」




「もう少し居たかったんだけどね…。」




「連絡は出来るんでしょ?俺にスペイン語教えてよ。話せるようになったら遊びに行く。」




「え、ほんと?凄く嬉しい。」





嘘でもそう言ってくれるのは嬉しい。


気持ちだけ受け止めておこう。






でも真広は真剣な顔で言うからほんとに来てくれそうだ。





「おーい、まひろー!こっち来いよ!」


「あー、わかった。」




真広は友達に呼ばれたみたい。





「じゃあ俺、行くね。またあとで。」




「うん、またね。」






真広は友達の所に行ってしまった。




もう少し話したかった…かも。




なぜなら、私は夕方日本を離れる事になっていてあまり話す時間がないかもしれないからだ。





本当は引き止めようかと思ったけどやめた。