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「あ〜入学式終わった〜、




校長の話長すぎだって!!」




そう言いながら膨れている美涼。




そういえば、




さっき何してたんだろ・・・




『ねぇみす・・・「美涼、まだか?」




え・・・っ?




美「あ、諒、帰ろっか」




突然のことで頭がついて行かない




美「あーごめんね、コイツは笹ノ瀬 諒(ささのせ りょう)。私の幼なじみ」




諒「・・・宜しくな」





『あ、う、よろしくお願いしますっ、




瑞沢花凛です!』




ペコッとお辞儀をして




名前を覚えるために




〝笹ノ瀬 諒〟というキーワードを




頭の中でリピートする。




諒「コイツも一緒に帰ればいいんじゃねーの」




えー・・・




『そ、そんなの悪いよっ、』




諒「美涼、良いよな?」




美「あ、うん。全然いい・・・」




諒「じゃ、それで決まりな。




帰ろうぜ。」




私いて、大丈夫だったのかな・・・、?




あーダメダメっ、




話盛り上げなくちゃ!




『りょ、諒くんは、どうして転校してたの??』




そう言うと




諒くんの顔が強ばった




『あ、え、諒くん・・・?




あっ、無理に答えなくていいから!』