~美涼side~

「キャー!諒様〜っ/////」






・・・夢だと思った。






だって






私の初恋の人が






目の前にいたからー・・・。




どれくらい見つめていたんだろう。




花「ず・・・大丈夫、?」




花凛からの声で




私ははっとした。




花凛は首を傾げて、少し不安そうな顔で




私を見つめている。




身長の低い花凛は、




どうしても自然に上目遣いになっていて




男ならすぐに落ちるだろう。




私の自慢の心友。
『・・・あ、うん、なんでもない。




・・・花凛、先体育館行っててくれない?』




そう言うと、




さっきより花凛が不安そうな顔をした。




きっと怒らせちゃったかな、?とか




思ってるんだろうな・・・(苦笑)





美「あ、言っとくけど、




花凛が嫌いとかじゃないからね?」




次はホッとした顔をした花凛。




表情がコロコロ変わるから、




いつも話してて楽しい。




『うん!美涼大好きっ』




美「私の方が好きだもんね〜笑」




この幸せが続きますように。




春の花びらたちに




そう願ったー・・・。