カゴの中の鳥

『やっと、思い出してくれた…
そう、あっくんって呼んでたね、
俺はそれからすぐ引っ越し、
愛華とは、会えなくなった…

俺は引っ越した先で
お袋を殺したんだ…
それから、少年院を出て
この世界に入った、』



『バイトしてる、愛華を
たまたま見かけてから
バイト先にも何回も見に行った。
でも、いつも辛そうな顔で…
今度は俺が助けたいと思ったんだ。
だから…
俺は、間違えたのかな…』

私の目からは、ボロボロと
涙がこぼれ落ちていた…


『なんで、泣くの?
嬉しい?…それとも、悲しい…?
俺はどうすれば、よかった?』


問いかけてくる、あっくんに
私は何も言えなかった…