カゴの中の鳥

お父さんとの暮らしは
確かに
良いものでは無かった…

だけど、
ここは、もっとひどい、、

毎日のように
あの男がやってくる…

窓には鉄格子、
外にも出られない、、

逃げる事なんて出来ない…


その時、キッチンが目に入った…


あるかも…


重い体を引きずり、キッチンへ、


あった…


浴室に行き、湯船いっぱいに
水を貯めた、、


手首を何ヵ所も傷つけて
水が赤く染まっていく、、
死なない…?
やっぱり、首をひと思いに…

だんだんと意識が薄れていった、
このまま死ねる…


『愛華っ…!!』