小さな約束

これは私たちがまだ少し小さかった頃の話
「ふゆなちゃん、あいとくん、ゆうりくんはやくー。」
「ひまりちゃん、そんなに走ると危ないよ?」
「大丈夫ー。わっ」
「ほらー、だから言ったじゃん」
「えへへっ」
ここは夜の小さな公園
遊具はあまりないけど公園の中心には小さな丘があってそこからの眺めは最高だった。
その小さな公園に今私達はいる。
夜家を抜け出したことが分かったらとっても怒られちゃうけどいつもの事だから気にしない
だって今日は流星群が出るってニュースで言ってたからみんなで見に来たんだ。
「あっ流れ星。流れ星だよ!」
「ほんとだー、早くお願いごとしなくちゃ」
「何にする?」
「どうしよう」
男の子の夢は夢は戦闘ヒーローとかそんな感じだったけどこの2人は違った。
「ぼく決めた。ずっと4人で1緒にいれますように」
「ぼくも!」
「「わたしも!」」
「これからもずっと一緒だよ?」
「おう!」
「「うんっ!」」