尊 side

夕方ころ、家に帰り着いた。

あれ、アラレいないのか?

ベランダにアラレの姿を見つけた、

何かしゃべってる…?


尊『ただいま』


『あ、お帰りなさいっ、』


尊『何やってんの?』


『あ、ほら、てんとう虫。』


尊『てんとう虫としゃべってたのか?!』


笑いを堪える、俺。


『なんか、綺麗だし
飛べるし、いいねーって』


吹き出した


尊『変わった奴だな、お前』


『だって、羨ましい…』


一瞬、淋しそぅな顔をしたアラレ、、

『た、尊はデートとか、ないの?』


尊『ねーよ、女は面倒だし、』


『えっ、あの、…そっちの方の人…?』


尊『どっちだよ、あっ…
はぁ?!ちげーよ、
恋愛対象は、女。』


『そっか 』


笑ってくれるようになったアラレに
ホッとする。。


俺、こんな、だったか…?


『昴さんと輝さんは今日も
遅いんだって』


尊『輝の事、気になる?』


『なんで?』


尊『いや、別に…』


俺は、どうしたんだよ…